Core PanelVaultにバージョン履歴機能を実装したのは、2020年の最初のリリースからです。当時、「ダッシュボードツールにバージョン履歴は必要ない」という意見もありました。でも私たちは必要だと思っていた。その理由を、実際のユーザーの行動データも交えながら説明します。

「元に戻せない」という不安が、変更を止める

ツールを使い始めたばかりのチームは、パネルの配置をほとんど変えません。理由を聞くと「元に戻せなくなったら困るから」という答えが返ってくることが多い。この不安は合理的です。業務に使っているツールを壊したくない。バージョン履歴は、その不安を取り除くための機能です。「試してみて、気に入らなければ戻せばいい」という状態を作ることが目的です。

履歴があると、変更頻度が上がる

バージョン履歴を追加したあとのユーザー行動を分析すると、パネルの配置変更頻度が平均で2.3倍に増えていました。これは「使い込んでいる」ということです。ツールを自分たちの業務に合わせて調整し続けている。その結果、導入から3ヶ月後の継続利用率も上がっています。履歴機能は「保険」ですが、保険があることで人は動けるようになります。

どこまで履歴を残すべきか

Core PanelVaultでは、チームプランで90日分、エンタープライズプランで無制限の履歴を保存しています。「無制限にすべきでは」という意見もありますが、90日あれば実際の業務で「戻したい」と思う場面のほとんどをカバーできます。私たちのサポートデータでは、90日以上前の履歴に戻したいというケースは全体の1%未満でした。

履歴の「見せ方」も大事

バージョン履歴は、一覧で表示するだけでは使いにくい。Core PanelVaultでは、各バージョンのサムネイル(パネル配置の縮小画像)を並べて表示しています。「あの並びに戻したい」という感覚的な判断を、視覚的にサポートするためです。テキストのログだけでは、どの状態に戻したいかを判断するのが難しい。

バージョン履歴の詳細な使い方は、ヘルプドキュメントにまとめています。機能について気になることがあれば、よくある質問をまとめていますのでご覧ください。